■今回は12月31日が上手側の端っこアリーナCブロック、元旦が下手側の2階スタンドという席でした。うちわ持ってる人がすごく減ったねー。なお、30日はいつも通り会社の仕事納めですので見れませんでした…。次に12月30日が土曜日になるのは2006年だって。あと3年もあるわ。 ■ステージ構成は一見至ってシンプル。前方ステージと向かい合わせでバックネット前に細長いステージ(便宜上バックステージとでも言いましょうか)がある。以上。今まで上手・下手・中央と3本あった花道が無いんですね。それだけアリーナにはお客さんを入れることができたようで、いつもキンキさんは「5万5千人のお客さん」と言ってたところを、今回は「5万6千人」としきりに言ってました。思えば最初のドームコンサートはアリーナ席が無かったんだよね…。ということはグラウンド中をキンキさんが走り回ってたんだね…。若かったね…(遠い目)。 ■しかし上下(かみしも)の花道は途中で出現します。エアー式のもので、使うときだけ空気が入って歩けるようになるんですね。さらに、その花道先端から、アリーナを丁度二等分するようにして可動式の小さなステージが備え付けてあって、2つが中央で合体します。ここでMCをしたりしてましたんで、実質的に今までのセンター花道先端のステージに相当するものになってます。さらに正面ステージも大掛かりな可動構造になっておりまして、前から後ろまで3層ぐらいになってましたね。 |
■光一さんが「今回はオープニングから期待を裏切る」といろんな雑誌のインタで言っておりましたが、さてどういうOPなのか…と思っておりますと、客電が降り真っ暗になった中、正面ステージ中央にいきなりキンキが背中合わせで登場。そこだけスポットライト。オケもなんにも無い中、「♪If
you want to feel…」と「Bonnie Butterfly」の出だしをアカペラで。「♪I'll be with you…」まで歌って、しばらくの沈黙。客席からの嬌声。おもむろに「♪そうさ…」と爆発の特効とともにサビからオケつきで歌い出す。と、こんな出だしでした。ボニバタでのOPってのは読みやすかったですけど、今まで「出ますよ出ますよー!」ってジュニアが煽って煽って出てきたところを、今回はドアタマから出ちゃうっていう。しかも2人きりで。そこが光一さんの言う「裏切り」だったようです。 ■それに今回はそういうにぎやかしジュニアがほとんどいないんですね。バックはMA(屋良・秋山・町田・米花)の4人、それからお姉ちゃんダンサーズ6人ほど、ABC(河合・戸塚・五関・塚田)の4人、YA-YA-YAH(薮・鮎川・赤間・山下翔・星野・八乙女)の6人、あとバンドのFIVE(上里・中江川・牧野・石垣)の4人だけですからね。そういう少人数構成であるということもOPに端的に示されていたような気がします。あ、今回はキンキの単独コンサートをやるようになって初めて出番前に円陣を組んだということですが、オレ全然気合い入れの声が聞こえなかった…。MCの時キンキさんが「聞こえた人ー?」つーたら皆手ェ挙げてたよな。どこで言ってたんだろ? |
■「Bonnie…」は最初っからキッチリ踊りまくり。衣装も着膨れマントじゃなくって、まあキラキラスパンコール付きまくりではありますが、暗めのピンクのジャケットに黒系のパンツ、そして白シャツにルーズな黒タイ!←カウントダウンの時最初に着てたやつですね。ルーズなタイが超ツボなワタシとしてはとっても嬉しい。剛は金色っぽいハンチングみたいなんを最初被ってたかもしれません。でも帽子はすぐ脱いでましたね。これだけ見ても調子いいなと思いました。剛さんにとって帽子って一つのバロメーターですからね。なんてわかりやすいんだ(笑)。 ■続いてなーんか聞いたことのあるアコースティックギターのリフ。なんだっけなんだっけ…と思い出そうとしてるうちに歌が始まっちゃった。そうか。「雨のMelody」のイントロ部分のソレでした。でももう全然違うアレンジなんですよ。ほとんど歌のとれるコードが無い。ベース音とごく薄いオケの上をメロが浮遊してる感じ。ダンスリミックスではよくある手法ですけど、カッコイイ。ダンスもオリジナルと全然違うものになってました。これはワンコーラスでシメてたかな。ここまでは間奏部分にもずっとキッチリ振りがついたり、コーラスがあったりしたこともあり、まだ客席に向けてのご挨拶はありません。 ■とにかくここまでの流れがめちゃカッコイイ!音、ダンス、それから照明とか舞台装置全てが。黒を基調としつつも、ピンクとかビビッドな色が効いてて。ノリノリなんだけどアダルトな雰囲気。キンキコンでこれだけカッコイイなーと思ったのは初めてで、最初からワクワクしてしまいました。 |
■続いてFIVEが音を出し始め、牧野くんのキックドラムだけがダン、ダン、ダン、と鳴る中、光一さんの「みんなあけましておめでとう!」のご挨拶をきっかけに「永遠のBLOODS」のイントロへ。派手な特効も鳴ります。2人ともジャケット脱いで白シャツだけになって、正面ステージの上下(かみしも)を移動しながら客席に向けて歌ってたと思います。もちろんココはパク無し。あと、特に31日に思ったことなんですが、光一さんの歌ってるときの顔がねー、なんかくしゃーっとなってるんですよ。なんだろ、できないウインクをしようとしてるときみたいな。横に広がった感じの。なんか31日はここに限らず、歌ってるときの光一さんのそういう目一杯な表情が印象的でした。 ■「永遠の…」後奏中にキンキは一旦ステージ裏へ引っ込みます。すぐに「薄荷キャンディー」。正面ステージの奥の階段の上からキンキが登場。さっきの白シャツに青いトレンチコートみたいなんを羽織ってます。ちょっと2000年夏コンを彷彿とした。そこで2人ちょっと離れて並んでワンコーラス歌います。剛さんは歌い込み系の時は常にステージの外側(相方とは反対側)を向いて歌うもんで、ちょっと背中合わせ気味かな。で、2コーラス目を歌いながら、2人並んで階段を降りてくるんですよ!♪ごらんよ、あの光る星〜って!歩きながら!ここかなりのツボポイントでした。ものすごくありがたい感じがして(爆)。さらにサビでは正面ステージ中央の横に細長いセリに2人背中合わせで乗り込みます。セリの下部分はクリアーボックスみたいになっていて、中でレーザーがキラキラ光ってました。 ■ここで1回目MCです。 |
■キンキがはけると、重厚なダンスミュージックとともに黒人ダンサー(ラッパー?)さんが2人出てきまして、「Are
you Readyーーー!?」と客を煽ります。彼らは「SHOCK」要員なんでしょうね。さらに藪君も出てきて英語でお喋り。その間、正面ステージの一番手前に両脇からカベがせり出してきます。このカベ一面がディスプレイになっておりまして(構造としては街頭なんかによくあるやつと一緒)、いろんなパターンのほか、文字やビジョンの映像なんかも映し出されてましたね。これがあることによってステージが大変華やかになったと思います。 ■さー、こっからディスコメドレー!まずは持ち歌の「Destination」。光一さんと剛さん、それぞれダンサーさんを従えて二手に別れて踊るような感じだったかな。そして剛にMA、光一さんに姉さんダンサーズがついてたような気がする。さらに、踊りの途中で剛さんがご乱心。MAをとび蹴りで次々になぎ倒してた(笑)。意味不明で面白かったッス。それから、間奏でそれぞれソロダンスがあるんですが、最初に剛が踊るとき、光一さんが必ず「ヘイ剛さん!」とイントロデュースしていたのが印象的。つーか「さん」付けって(笑)。 ■「Destination」はディスコメドレーのアタマを飾るだけあって踊りまくりでしたが、実はここから続く洋楽曲は、踊りまくり、というよりは結構体を揺らしながらも聴く系のナンバーが多かった気がします。70'sソウルが中心で…モーリス・ホワイト先生に捧ぐといった感じ(笑)?とにかく、昨年のFコンにおけるファンキーなメドレーよりは多分にオトナです。シブイ。まずは剛がソロでWild Cherryの「Play That Funky Music」を。お姉ちゃんダンサー2人とカラミながら正面ステージ奥の階段上で歌います。なんかこう、ファンキーなダンスによくありがちな、ヒップを互いにぶつけ合うー、みたいな振りがありまして。31日は剛さんの腰が引けてたように見えたんですけど、元旦はガンガンいってましたね。衣装は緑色のフォークロア風(?)のカットソー。勿論ラメラメで金のライン入り。しかし剛さんのナマハゲ頭にこの格好は、ヒッピーファッションとしてハマり過ぎ。 ■剛が引っ込んで光一さんがソロでEarth,Wind & Fireの「September」を。なんかテンポはえー。もっとゆっくりした方がカッコいいと思うんだけどなあ。全体の構成上ゆったりテンポだとおかしいのかな。正面ステージ下手(向かって左)の可動ステージに乗り、歌いながら徐々に中央へ移動してきます。細長くて結構狭い可動ステージ上にはMAメンバーも乗っており、秋山純が歌ってる光一さんをぎゅうぅぅっと抱きしめたりしてました。何やってんスか(笑)。それに応えて光一さんはアッキーのTシャツを胸まで捲りあげてたりしてたな。光一さんの衣装は剛さんとは微妙に違うカタチで紫色でした。 ■光一さんが正面ステージに移動して剛と並ぶと、遂にメドレーラストのEarth, Wind & Fire「Fantasy」へ。う、宇宙のふぁんたじ〜!いやー、ジャニーズのコンサートでこんな曲歌う人がいるとは思いませんでした。でも繊細な高音はキンキさんに合ってるかも。確か原曲では、大サビあたりで「♪あああ〜あ〜あ〜あ〜っ!」って際限なく上昇していくファルセットフェイクがあって、剛さん(やるとしたら剛でしょ)のソレが聞けるのかしらとドキドキして聞いてたんですが、歌いませんでしたねー。それが心残りだ。最後の方ではステージ上方でキラキラと紙吹雪よりもちっちゃいカケラが吹き上がってました。スペーシー。 |
■オープンカーに乗り込み、外周を回りながら「カナシミブルー」。うーん、ディスコメドレーからこの流れはちょっとムリヤリなような気もするが…。上手から光一さん、下手から剛さんだった気がします。剛さんが座っているのに対し、光一さんは後ろのトランク部分の上にすっくと立って外周回ってたなあ。足元狭くて大変だろうに。そのまま「心に夢を君には愛を」。バックステージで交差する辺りで1回車を降りたんだったかしら?正面ステージ上でちゃんと聞きたかったんですがねえ。好きな曲なので。客席頭上に大きい白い風船がいくつか出てきまして、それが割れるとカラフルな小さい風船が中から沢山出てくるというファンスィーな演出がありました。最後の♪ラララ…というコーラスのところで、キンキさん自らイナホ振り(やや死語ですが)を煽ってましたね。この曲に限らず、「September」もだったし、「全抱き」もだったし…ちょっと前までは全然横ノリなんてなかったのになあ。いい傾向だと思いますー。 |
■「ちょっと一人の時間をもらいたいと思います。剛君も後で出てきてますので…そしてすごく面白い話をしてくれると思いますので(笑)」と前置きをしながら、光一さんが一人でステージへ。ABCのコ2人が持ってきた白いロングジャケットを羽織り、マイクスタンドをセッティングします。いやー、光一さんてなんでこうロングジャケットが似合うんでしょうね。そしてそれを自分でも知っているというのがニクイ。 ■元旦は、黙ったまま後ろに立っているABCに対し、「キミたち、何か言うことあるやろ?」とやや高圧的に迫る光一先輩。しかしティーンエイジャーには難しい質問だったらしく、「あけましておめでとうございます!」「今年もよろしくおねがいします!」とテンパった答えを連発。しばらくして「お誕生日おめでとうございます!」が出てご満悦そうでした。はは。 ■31日は「ABCは戸塚と塚田がいるんだよね。トツカトツカダ!トツカトツカダ!」と嬉しそうに繰り返しておりました。それから彼らにコメントを振ったら、「男の中の男になりたいです!」と答えたコがおりまして、「それは俺らのコンサートなんか出ないで『PRIDE男祭り』が見たいということか?」とか意味なくつっかかって後輩を困らせてましたね。つーか見たいのはアナタでしょうが(笑)。個人的には、ABCが舞台からはけた後、「あの子ら、アクロバットがすごいねんな」とさり気なく客席に紹介してたのがツボでした。光一先輩、素敵ッス。 |
■「いろんなミュージシャンの方と知り合うことができて、自分でも曲を作るようになりましたが、今日は懐かしい曲、僕が18の時に最初に作った曲を今日はちょっとだけやりたいと思います。『My
Wish』という曲なんですけど。剛君が前にソロコンサートをやってくれた時…やってくれたとき(笑)?…やった時に、アレンジを変えてカッコ良く歌ったりしてくれてたんで。ちょっとだけですけど」。すると、フルで聞きたい客席からは当然「えー?!」という大きなブーイングが起きるもんで、「やりづらいわ!」と苦笑してましたね。ちなみに「やり」は裏返った声で(笑)。それにしても一人でとつとつと喋ってる光一さんってとっても色気があるなあ。 ■で、「My Wish」。この曲にしては珍しくギターは持たず、伴奏は中江川くんのアコギ。サビはマイナーコードだったはずですが、不思議にメジャーっぽいアレンジになってたりしました。しかし、「ちょっとだけ」の言葉に違わず歌ったのはサビの8小節のみ。なおも客からは「えーっ!?」という声が出てましたが、光一さんは「終わりっ!」と宣言して、即「I」のイントロへ。勿論ダンスはなかったんですけど、スタンドマイクを持って歌うアクションがすごく決まっててカッコよかった〜。骨抜き(笑)。 |
■コンサート前から気になっていた剛ソロ、 Percy Sledgeの「When A Man Loves A Woman」。これでもか!というほど歌い上げてましたねー。もともと歌の技量(特に歌のリズム感はマシーン並だ)のある人ですけど、ソロコン以降すっごく声量が上がった気がします。そしてすごーく張って声出してても、もっともっと出る感じに聞こえるのが不思議。 ■しかし、なんでこの曲なんだろう?とずっと考えてたんですよ。全然情報がなかったので。でも、あ!映画「ローズ」の中でベッド・ミドラーが歌ってた!ということに思い至り、ものすごく腑に落ちました。あの熱唱ぶりも納得。ステージ上にいたのはきっと「ローズ」だったんですね。豹柄のピチっとしたノースリーブで、腰にショールを巻いてまして、一見怪しい外人プロレスラーみたいに見えなくもなかったですけど(ヒドイ)、アレはローズだったんだろう。剛はすごくこの映画に自分を重ねてるんだろうなあ…イタタタ。 ■この曲の時、ビジョンには訳詞がずっと出てたんですけど、「厳しい男の世界が待ってるぜ」とかって…なんてダサ訳なんだ。英語のままの方がカッコ良かったような。それか俺が訳す(笑)。 |
■剛のソロステージが続きます。「光一君が懐かしい曲をやったので、僕も懐かしい曲を歌いたいと思います。秋山くん、ギターを持ってきてください」とハキハキ言いますと、アッキーがアコギを持ってまいります。しかし剛に手渡さずにそのまま「♪テルミトゥヨッハー、ほんとのキミをー、すこしずつわかりかけてるよー」と「Tell Me」を歌い始めます。しかしギターは全然弾けてないぞ。「いやいやいや」と剛さんがツッコミましたが、さらに「♪今日は朝からワタシのお家はてんやわんやの大騒ぎー」と「買い物ブギ」を。「わてほんまによう言わんわ!」まで歌いきって、剛に対し「お客さん、座って聞いてくださいね」と言い放ちました(笑)。 ■なおもアッキー。「次は、光一君が懐かしい曲をやったので、僕は悩ましい曲をやります」と前置きしてから、 ♪よーく考えよー、ジャニーズみな小さいー、僕だけデカいー ♪ジャニーズの衣装ー、僕だけ合ってないー、みんな長袖ー、僕だけ七部袖ー ■「お金は大事だよ」かよ!そして実はシリアスな歌詞なのかもしれない(笑)。とにかくそんなふうにしていつまでもアッキーが居座っているので、ステージの上手奥の方から白馬に乗った光一王子がお迎えに現われました。1頭だてのメリーゴーランドの馬に乗って(笑)。小さいセリで急に上がってきたからビックリしましたよー。アッキーとひしと抱き合い、床にガーンぶつかりながらもすぐ下がっていきました。剛は「何で出て来たのか全く意味がわからん!また降りる時思いっきりガーンぶつかってたからね(笑)」とウケてました。 |
■気を取り直して歌に入ろうとギターを肩にかける剛。しかしアッキーがかけていたのでストラップが長くなってるのが気になるらしく、一度外して床に置いて長さ調節。ギターは横に立てて置いたんですが、ストラップを引っ張ると倒れそうになりまして、その都度倒れないように手を添える姿がちまちましててカワイかったですね。…つーかそういうのスタンバイ前に終わしといてください(笑)。一応東京ドームですから!やっと直したかと思いきや、また気にいらない長さだったらしく、もう一度床に置いて直してましたね。…だから東京ドームですってば。この間1分ぐらいだと思うんですけど、5万5千人がやんわり見守っている雰囲気がなんとも言えなかったですね。堂本剛、間違いなく大物だ。 ■「じゃあ聞いてください」とか何とか言って歌いだすのかと思いきや、折角直したギターは使わず、アカペラで森山直太朗の「さくら」、しかも今年のFNS歌謡祭及びMステスーパーライブ等を意識したアカペラバージョンで。 ♪ヴぉ〜くらはぁ〜…(間)…きっとほ〜まあってる〜…(間) ♪きみとほ〜また、あ、える、ひびうぉ〜〜 ♪カツラ、カツラ、いま舞い落ちるぅ〜 ♪さらば〜、髪の毛〜また〜、この場所で会おほ〜お〜 ■直太朗のマネとして普通に上手かった(笑)。しかし歌詞はご覧のように光一さんに捧ぐ「カツラ賛歌」みたいになっておりまして。すると、歌ってる途中に光一さんがトコトコと徒歩で出てきて、剛さんの横まで来ますと、「カツラはいいから、早く歌え」というようなジェスチャーをしてハケていきました。マイク持ってなかったから手振りだけだったんですけど、それがノッポさんみたいでオモロかった。剛は「だってアナタが前のコーナーで面白い話するとか言うから…」とか言ってたように思います。 ■「それでは…」ということでやっとギターを弾き始める剛。しかし「♪ヅラを見失ったしまう時代だ〜、誰もが持っているんだ〜」と「街」でなおもヅラネタを引っ張ります。するとまた光一さんがトコトコとやってきまして、同じジェスチャーで「いいから、歌え」と指導して去っていきました。剛は「今日あの人よう出てくるなあ」とか言ってましたね。確かに3回は(笑)。それにしても光一さんのヅラネタ(もしくはハゲネタ)って今更な感じだけど、今回のコンでは随分フィーチャーされてましたねえ。 |
■やっと「随分懐かしいというか、ホコリを被ってる曲です。知っている人は一緒に歌ってください。知らない人はハナでもほじりながら聞いてください」ということで「Slowly」へ。アレンジはアルバム収録と同じでしたが、イントロの前に剛さんがアコギ1本でコードをジャカジャカやる、「イントロのイントロ」みたいなんがちょっと追加されてました。ソレは別にいらない気がしましたけどネー。 ■31日もアッキーは「Tell Me」を歌ってましたが、ギターはすぐ剛に渡し、剛のすぐ前に体育座りをしまして、そのまま剛ソロ聞く気マンマンです。しかし「あのー、歌いづらいんでー」と剛にお断りされ、仕方なくハケていきました。その後、お約束の「さくら」と、さらに別のカツラソング(原曲不明)も歌ってましたところ、光一さんが現われましてバックダンサーのように剛の周りをくるくるとダンシング。剛さんの前を横切るとすぐ横で片膝付いて、剛さんを称えるように手を差し伸べてました。しかし剛に、「あなたまでノッちゃだめでしょ?止めないと」と諭され、「そうか」と笑いながら去っていきました。…そういうネタ合わせも出番前に済ませてください(笑)。元旦はちゃんと止めてましたけどね。 ■今回のライブが長かったのってこのコーナーによるものが大きい(^_^;)。 |
■剛さんがはけると「停電の夜には」。アルバムを聞いた時点では、この曲はラストにやるのかなー、なんて思ってたんですけど、中盤のシメに持ってきたんですねえ。まず光一さんが1人でステージで歌い始めます。黒いラメラメの丈長な羽織りものを着ております。全身黒っぽい。今回の衣装は、相変わらずラメってはおりましたが作りとしてはシンプルなものが多かったですね。 ■剛も着替えが終わりまして合流。激しいDメロを経て静かな間奏に入ると、2本のエアー花道がいつの間にか出現しておりまして、その上を正面ステージから客席に向かってまっすぐ歩いていきます。上手が光一さん、下手が剛さん。静かな伴奏をバックに、観客の声援を受けながらアリーナの中を歩いていく。その音と光景とタイミング。構成の妙だなあ。花道の先端についている小さい可動ステージに達しますと、それがセリ上がりながら中央へ移動していき、大サビ。また普通の高さに下がってきて、最後はアリーナの真ん中で2つのステージが合体するという仕組みになってました。 ■そのアリーナの真ん中で2回目のMCです。 |
■MCからそのままの流れで発売前のニューシングル「ね、がんばるよ。」を歌います。「停電の夜には」を歌ったときにたどった経路をそのまま逆戻りで正面ステージへ。ただし剛は上手、光一さんが下手で入れ替わってます。あらかじめMC中に位置を入れ替えてたんですね。31日は「よっこいしょ」と言う感じで場所の入れ替えをしてたのが印象的です。可動ステージは真ん中で合体しておりますが、間にわずかにスキマが空いてる。そこを交差して2人でまたいでいる様子が会場内のカメラで大写しになってました。剛が「ここ狭く見えるけどほんとは100メートルありますからね」とか何とか言ってたなー。 ■この曲はラジオ等全然聞かないワタシには初聴き。「君の言う頑張ってをひねくれず受け止められるようがんばるよ」っていうような歌詞に、光一さんと同様に「やられたー」と思いましたね。なかなかそういう大きな気持ちでいつもいるということは難しい。頑張ってる人ほど余裕がなくなってるから。確かにそれができれば理想的ですが。 ■花道に入る前のトコで「ぼくはやるよ」という歌詞を2人して「ぼくはいくよ」と歌ってた気がしました。揃ってってのが(笑)。正面ステージに戻って曲が終わると、光一さんが「撤収!」と告げまして、曲中に出てきてたジュニアたちがハケていきます。ここからさらにMCが続くんですねー。 |
■FIVEの演奏に続いてABC、MAのダンスコーナー。その後、黒人ダンサーさんにより「キンキ、キーズ!」大仰なイントロデュースがあったにもかかわらず、本人達は登場せず、場内暗転。ビジョンにホームビデオで撮った1人ずつのミニコントが流れます。剛のソロコンの悪夢が再来?と戦々恐々としてしまいましたが、映像だけでステージではやらなかったのでホッとしました。 ■1月1日は光一さんが「スーパーマリオの地下(シブイ)〜無敵なのにすぐ死ぬ」、剛が「スーパーマリオ通常スタート〜無敵なのにすぐ死ぬ」をやってました(なんのこっちゃ)。勿論♪デデッデデデデッ!と自分で歌いながら、控え室みたいなトコでやってるんですが、剛が途中で笑っちゃってたのがかわいかったー。さらに光一さんは「白馬(メリーゴーランドの)に乗って高笑いしながら姫を追いかける王子」、剛は「英語で勝手に喋るチャンプ人形に別れ話」を。光一さんの「姫〜!あーっはっはっは!」というブイが一番オモロかったのは言うまでもない。 ■12月31日は、光一さんがちょんまげのちょっと曲がった殿カツラ(またヅラ)を被り、まげを触りながら「ここ、ちょっとズレてへん?」としきりに周りに聞くというのを。剛は猪木のマスクを被って、顎をさわりながら「ここ、ちょっと出てへん?」としきりに周りに聞くというのをやってました。なんかテロップが全部出てたのが苦しかったなあ(^_^;)。あと剛のコントっていつも思うんですけど、長い。このブイは光一さんも長かったなあ。半分…3分の1くらいでやめればいいのに。かといってMCは長くても気にならないんだからワタシの基準も適当ね(^_^;)。相方とのカラミありなら結局容認の甘々ファンですから…。 ■暗くてシーンとしたステージにアッキーがやって来まして、「こんなキンキキッズですが、どうか温かく見守ってやってください。そして、こう声をかけてやってください。『この、恥知らず!』と…(『軽蔑したわ!』というバージョンもありましたね)。続いてはYa-yah-yahの登場です」という名進行をみせ、Ya-yah-yahの歌へ。藪くんの歌声って電子音みたいですね。人間離れしてる。 |
■曲調一転して、藪くんの切なげなフェイクがドームに響き渡ります。つながるように「LOVE SICK」。比較的ノーマルに。ダンスもサビのとことかは以前と同じだったように思います。しかしここから続くダンスナンバーに今回は一番ドギモを抜かれました。オープニングで「かっこいい!」と思ったのが気のせいではないと実感しましたね。衣装はワインレッドなジャケット上下で、ベロアみたいな生地のもの。 ■続いて「ルーレットタウンの夏」!Fアルバム好きにはたまらん選曲でした。前回のコンサートではこれで踊って欲しかったなあなんて書いてたんですが、Fアルバムをフィーチャーしたライブでもなきゃもう聴けないんだろうなあ、なんてことも思ってたんです。だから嬉しー。しかも今回はオリエンタルバージョンとでも申しましょうか、エスニックなアレンジになってましたね。リズムも土着的。壁には古代文明の神殿のような石造りの模様が映し出され、ダンサーのお姉ちゃんも赤と金の装束をつけております。んー、スペクタクル。そしてステージ中央には象が登場ー!たぶん2人ぐらいで動かしていると思われる着ぐるみでしたが。でもステージ上が暗めだったので、31日はその存在にすら気づいてなかった。ごめん、象よ。キンキはステージ左右のセリ上がりにそれぞれ乗って歌います。歌終わって後奏、ふと剛さんをみたら、セリ上がりの上で腰がもうぐるんぐるん回ってまして、キャーとか思う前にビックリしました。いくらルーレットタウンだからって(笑)。 ■ステージ上で大きな赤い火柱と黄色い火柱が交互に立ち上ります。ハードなテクノアレンジになった「情熱」。いやー、前半が70年代ディスコだとするとこれはまさに現代のディスコ。音と照明だけでもかなり意識が持ってかれそうでした。ずーっと踊りながら聞いてたい、みたいな。これだけ30分とかそんなんも全然アリだと思いましたね。それに加えて特効がこれでもか!と怒涛のように。炎がそこかしこで燃え上がってました。スゲー。ラスベガスのショーみたい。ただ、照明が赤を基調にしてたので、キンキさんが踊りまくってるのが赤と黒の陰影でしか把握できなかったんですよねえ。それがちょっと残念。ああ、もう一度見たいなあ。 |
■即興っぽい前奏歌が入っての剛ソロ「ORANGE」。ステージに座り込んだまま歌い始めます。一青窈とかより梓みちるとか思ったワタシ。歳ですいません(^_^;)。で、いつ立つのかなあと思ったら1番はそのまま歌い切って、間奏で立ち上がってました。衣装はガウン。薄い青基調で、襟のトコロが小豆色っぽい派手な模様の生地で切り返しになってました。やっぱ剛の今回の衣装コンセプトは「レスラー」だったに違いない(勝手に)。ビジョンには夕暮れの街並みが写ってましたね。あと、「受けましょう」って歌詞を「受けませう」って歌ってたなー。「せうって」と思わず声に出してツッコんじゃったオレ。書き文字…ムニャムニャ。かわいいからいいけどさ(甘)。 ■私事ですが、元旦はものすごくお腹の調子が悪く、途中からどーしようかなあと思ってたんですが、この曲の時思い切ってトイレに行ってみました。だって「Virtual Reality」は絶対もう一度見たかったんだもの(T_T)。コンサート途中でトイレ行く人なんて信じらんねー、とか思ってたのに初めて行っちゃいましたよ。したら最初は誰もいなかったトイレが、出てくる頃には順番待ちの列さえできてた。こういうことになってたのか…。なかなかシビアな現実ですねえ。確かにワタシも行くタイミングはいろいろあったけど、結局選んだのはココだもんなあ。剛ファンなのに(^_^;)。 |
■きたきたきたーっ!光一ソロ「Virtual Reality」。もう個人的には「Falling」とか「Crazy Funky Down」以来の大ヒットソロ!見てるときうわうわ言いっぱなしでした。やっぱり肉体改造に勤しんでるだけあって、見た目の筋肉がカッコよくなってるだけじゃなく、動きがはえーんですよ。なんつーか、筋肉の裏付けを感じる動き。男のダンスだなーって感じがしました。これ見た後にソロコンいっぱい行こうって決めましたもんね。 ■衣装は黒ジャケット。全身黒。しかし背中には銀糸で大きくバラの花一輪の刺繍が…このへんが光一さんだわ(^_^;)。そして指なし手袋からつながった手甲ー!ぎゃー!アニメキャラー!おーたむSAN!←違う(笑)。こういうコスプレちっくなのがタマラン。曲途中からジャケットを脱ぎ、黒のノースリーブシャツ姿になります。この姿はカウントダウンでも写ってましたね。この曲の時のビジョンなんですが、光一さんの般若ガオにずずいとズームアップしていくところなんかがあったんですけど、自分の中の「そこ寄って!」ってトコにバッチリ合っておりまして。イイ仕事だなあと思いました。しかし光一さんを凝視しすぎて照明とか全然憶えてないわ(^_^;)。最後は派手な発破でシメてました。 |
■続けざまにきたきたきたーっ!「ブギウギキャット」!やや意外でしたが伝統ジャニーズナンバーが復活。壊れましたワタシ(笑)。確かにキンキの持ち歌ではこういうラフな感じの盛り上げソングはないもんなー。そこで「ブギウギキャット」を持ってくるってのがオールドファン(実はワタシは年齢だけがオールドなんですが…)には嬉しい。 ■31日は、光一ソロの後、正面ステージに突然上半身裸、ざんばら頭にバンダナを巻いて、皮パンいっちょで仁王立ちしている人がいてビビリました。勿論剛さんなんですがー(^_^;)。もうほんと誰?って感じで笑っちゃうぐらいでした。うん。確かにあの長髪ってどんなカッコしても意外性を生むヘアスタイルなんだということは認める(笑)。皆と同じなのが嫌な剛さんにはピッタリかも。まあ、微妙にジョニー・ディップを意識しているようにも見えなくはないが…。元旦は剛さんは上はハダカではなかったと思います。光一さんはソロの衣装のままで、アリーナ外周にビッグバイクで登場!ちょっと上手寄りのところで停まって、またがったままマイク片手に歌ってました。かかか、かっこえー!間奏でまた前進して回りながら行ってました。わー、この写真欲しい。←単純なファン心理。 ■この後はダメ押しの「Rocketman」で会場のテンションは最高潮に達します。この曲で光一さんはいつも客席に対し「飛べ!」と命令口調なのがお約束ですが、今回は「楽してんじゃねえ!飛べ!」とまでおっしゃってました。ステキ。将に天下無敵(by堂本剛)。剛もかなりあおってましたねー。 |
■そして「愛のかたまり」へ。2人乗りのセリ上がりに背中合わせて乗りながら歌う「愛かた」が久々に見れた。流石に光一さんがテレビや「SHOCK」でやってた振り付けはありませんでしたが、衣装は紫(赤?)のキラキラしたロングジャケットを羽織ってましたね。しかもコレ着たのはこの曲のときだけだったような。なんだろう、「愛かた」=紫、という図式が出来上がりつつあるのか?確かに光一さんはこの曲歌うとき紫っぽいのばっかり着てたけどさ(^_^;)。 ■それにしても、ものすごく盛り上げた後、すぅぅーっと静かに、しかしファンのテンションは違う意味で上がるというこの流れ。非常に秀逸だと思いました。だって「愛かた」は特別な曲じゃないですか。なんつーかクるものがあるというかね。そういう意味で客のハートは決して冷めないわけですよ。昨年のライブでも後半の構成に思わずうなったけど…そうか、キンキって、盛り上げることより感動させることのほうが得手なグループなんだよなあ。なんて今更なことをしみじみと思いました。 |
■いよいよラスト。「世界中のみんなで…」のピアノフレーズが静かに流れるなか、光一さんのご挨拶が入ります。「今日は皆さんどうもありがとうございました。(中略)それぞれの活動もありますが、戻ってくるところはここです。…(拍手)…ありがとうございます。2003年は暗いニュースを聞くことも多かった気がしますが、2004年はもっともっと良い年になるように、この曲でお別れしたいと思います」とゆーよーな内容でした。でも、「戻ってくるとこはここ(KinKi
Kids)なんで…」と言った後、客の拍手をやや待って、さらに「ありがとうございます」とまで言った光一さんの配慮が印象的でしたね。 ■白の衣装に着替えた剛さんが下手の後方セットの高いところで1コーラス目を歌い始めます。うわー!白い衣装でのラストバラード!非常にキンキっぽい。白い衣装はキンキの象徴ですもんね。剛も白タキシード着ただけで「キンキの衣装みたい」って言ってましたし、かつて長ちゃんは「キンキのイメージは白!」と言ってましたし。キンキに対してキンキっぽいっていうのも変ですけど。なんかねー、今回のコンサートって、ところどころにそういう趣向がみてとれた気がするんですよ。「キンキっぽくないもの」の果てに「キンキっぽいもの」を見つけたというか。キンキっぽくないものを追求していくなかで、改めてキンキの良さを再発見したというか。まさに「温故知新」というか(笑)。前回のFコンもそういう趣旨ではあったと思うんですけど、まだやや斜に構えてるところがあった気がしたんですね。でも今回のは素直に取り入れている感じがしました。いいものはいいと認める姿勢。それはやっぱりオトナだということですよね。 ■2コーラス目は光一さん。剛とは逆に上手のセットの高いところで歌います。衣装は剛さんよりジャケットの丈がちょっと長めでしたね。そのまま階段を下りながらユニゾンで大サビなんですが、元旦は光一さんが途中で足を滑らして転倒。でもすぐさま「大丈夫!」とマイク通して言ってました。手すりがあるから落っこちなくって良かったですよう(T_T)。 ■曲が終わって、バックについてくれたみんなを紹介。シメのご挨拶を剛さんが行った後、2人で「そして俺たちが、キンキキーッズ!」と両手を掲げて自らを紹介した後はけて行きました。これで本編終了。 |